11月5日、大手ドローンメーカー「DJI」はコンシューマー向け小型ドローン「Mavic mini 2」を発表した。当機種は昨年リリースされ、199gと超軽量ながら高性能であるとして、市場を驚かせた「Mavic mini」の後継機となる。こちらがYouTubeに公開された紹介映像だ。
アップデートされた点は主に項目となる。
・動画解像度
全モデルでは2.7Kであった動画解像度が、当モデルでは4K対応となった。フレームレートは30fpsとなる。4K撮影が出来ることは一般の方のみならず、プロの映像製作者にとって大きな変化となる。またズーム機能が新たに追加されており、最大4倍のデジタルズームが可能だ。
・風圧抵抗
Mavic miniは小型である為、持ち運びには便利だが、耐風性能は中大型機と比べて乏しい。前モデル発売時にも心配する声が多くあがっていたが、当モデルでは風圧抵抗が一段階上がり、レベル5となった。小型機であるが故の弱点が減ったことになる。また最大飛行速度も全モデルの13m/sから16m/sへ向上しており、より高速での撮影に対応できるようになった。
・映像伝送
全モデルではWiFiで通信をしていたのに対し、当モデルではOcuSync2.0が採用された。OcusyncはMavic2シリーズにも搭載されている強力な通信モジュールだ。
・インテリジェント機能
インテリジェント機能とは、オート撮影モードのことだ。スティックを自ら操作することなく、自動でドローンが動作し、撮影する。前モデルではドローニー(自撮り風)、サークル(対象の周りを周回)、ヘリックス(対象の周りを周回+上昇)、ロケット(俯瞰上昇)に加え、ブーメラン(ドロニーに近い動作)が追加された。また4Kハイパーラプスやパノラマ撮影も新たに登場。撮影の幅が大きく広がっている。
価格は、標準セット(DJI Mini 2、コントローラー、バッテリー(1個)を含む)が59,400円(税込)、コンボセット(標準パッケージ+充電ハブ、バッテリー(3個)、専用キャリーケース等)が79,200円(税込)となっている。