国土交通省の認定管理団体であるドローンスクールを運営している株式会社旭テクノロジーは12月16日、完全自律飛行型農薬散布ドローン「EA2020」の販売取次店募集を開始した。当ドローンは米シリコンバレーに研究開発の拠点をおく、中国EAVISION社が開発したものだ。「EA2020」を活用することで農業における重労働作業の軽減や農薬散布作業の効率化、減薬野菜の育成を実現し、最終的には農作業時間の短縮化や作物収穫率の向上、収益率の向上が見込まれる。
「EA2020」はこれまでの農薬散布ドローンとは違い、操縦技術を気にすることなく、誰でも簡単に散布飛行することができる。同社によると、機械が苦手な方や女性の方でも散布作業が可能とのこと。また機体に搭載されているネットワークRTKを使用することで機体の位置精度は10cmレベルまで高まるため、隣の敷地に農薬が飛び散る可能性が低い。さらに高精度な位置情報の補正ができるため、散布指定エリアをより正確な飛行ルートと正確な量で散布ができ、且つ設定範囲外への誤散布防止や無駄な農薬浪費の削減を実現する。
特徴①簡単操作
従来のコントローラーを使った難しい操縦がなく、専用タブレットの画面上で操作を行うので、操縦技術に不安がありドローンを諦めていた方にもおすすめ出来るとても使いやすい機体である
特徴②安全
散布作業中の周辺の障害物は機体前方のステレオカメラと全方位に対する障害物認識レーダーを併用することで障害物を正確に認識し、AIが判断して安全な方向に自動回避を行うことで散布作業中の高い安全確保が可能となる
旭テクノロジーによると、取次店となった際の販売顧客の特性は①ヘリによる農薬散布から低コストへの切り替え、②重労働作業の軽減、③後継者問題の解決 を考えている農家や農業関連企業になるとのことである。
同社は当製品の取扱いを通じて、これからの農業を「楽しく・かっこよく」へ貢献していきたいとしている。
EA2020について:https://atcl-dsj.com/drone_service/ea2020/