世界最大級のドローンメーカーであるDJI JAPAN株式会社は3月9日、北海道上川郡上川町にてソラタビスポットを拡大することを発表した。また上川町が行っている大雪山大学の一環として「冬飛行のための実践型ドローン講座」のワークショップを開催する。
ソラタビはDJI JAPANが自治体や企業と共同で行なっているトラベルイベントである。ドローンユーザー増加に伴い、旅先でドローンを飛ばしたい、空撮したいといったニーズは増えているが、ドローンはどこでも使用できる訳ではない。そこで同社が日本各地の観光地においてドローンを使用できる環境を用意することで、ドローンユーザーが安心して観光地を訪れ、空撮できるようにしている。空撮を観光誘致に活用することで、来訪機会の促進に加え、ドローンユーザーや”SNS 映え“を求めるユーザーなど、新規の観光客拡大にも繋がっている。
上川町との取り組みは、空撮による同町の新たな魅力の発見とDJIと上川町合同による観光映像を制作する目的として、ドローン操作や動画編集のスキルアップを習得するワークショップを実施、特に「自治体本来の発信力を向上すること」にフォーカスし、ドローンや空撮について啓蒙活動を行ったという。上川町はこれまでも移住誘致や観光振興に力を入れており、自然から学ぶ大雪山大学や地域おこし協力隊が中心となって行っているKAMIKAWORK PROJECTなど、上川町に来訪・居住してもらうための様々な施策を行っている。
大雪山大学(DAISETSU CAMPUS PROJECT)詳細ページ:https://daisetsuzan-univ.jp/
KAMIKAWORK PROJECT詳細ページ:https://www.kamikawork.jp/
同町は今後もドローンや空撮を盛り込んだ体験型観光プログラムやアウトドアアクティビティなど、独自のコンテンツ発信を強化し、地域全体の観光促進に取り組んでいくとした。またDJI JAPANは日本全国における空撮エリアの開拓に加え、「観光資源としての空撮」や「地方創生/町おこし」の可能性も含め、地方自治体や企業への地方誘客に貢献していくとしている。