まだまだ寒い日が続いております。
我々人類は、朝晩冷え込んだりするとベッドから出たくなくなったり、外で活動するのが嫌になったり、前から決まっていた予定をドタキャンしたくなったりと、暖かい日に比べパフォーマンスが落ち込んでしまいがちです。
そんな時は柔らかなウールなんぞで編みこまれた、暖か味のあるセーターを身にまといたくなるのではないでしょうか。
しかし、自分は寒いからと言って防寒しているのに、自分の代わりに寒空の中を上空高くまで上がって綺麗な景色を見せてくれる相棒に防寒させないのは可哀想だと思いませんか。
可哀想だと思った方に、こんなの出ました。
ドローン専用セーター。
その名も「Drone Sweaters」。そのまんまです。
『最初はジョークのつもりだった』
このセーターを考案したのはアメリカのサンフランシスコを拠点に活動する芸術家のダニエル・バスキンさん。
バスキンさんはセーターが完成した経緯についてこんなことを仰っています。
「最初はジョークや芸術の一部として始めたんですけど、実際にドローンを使っている人々が『寒い冬の時期にはバッテリーの持ちに問題が起きる。』と言っているのを耳にしたんです。」
実はドローンのバッテリーは寒さに弱く、暖かい時と比べて早くバッテリーを消耗してしまう傾向にあります。あまりにも寒い日には、バッテリーの冷えすぎによって機体のセンサーが働き、最初の離陸すら出来なくなることもあります。
つまり、バスキンさんのジョークはドローンオーナー達からすると有難い商品だったようです。
バリエーションと価格
「Drone Sweaters」のバリエーションは様々で、先ずは素材を選び、自分の持っているドローンの寸法を測って注文をするという流れになります。
ホームページ上で確認できるバリエーションはこのような感じです。
どれも可愛らしく、無機質で全て同じに見えてしまうドローンにも個性が出ています。
因みにバスキンさんは、ウールは保温性に優れて暖かいものの、洗う機会を考えてウール×コットンかウール×アクリルの混合素材をお勧めされています。ジョークがスタートだとは思えない拘りです。
そして気になるお値段ですが、約2万円です。
高いとするか安いとするかは人それぞれだと思いますが、オリジナルのカスタマイズで自分のドローンに愛着が今までより湧くことにより、墜落して全損させてしまう可能性があるような不用意な操縦はしなくなるかもしれません。
最後に
人間もドローンも寒い日にはパフォーマンスが著しく低下します。
寒い時季の操縦に出かけるときには、自分のコンディションばかりではなく、相棒のコンディションも気にかけてあげてください。
無事に離陸は出来たけど、上空でバッテリーが冷えた結果、パワー不足で墜落したという事例もあるので、無理をさせるのは禁物です。
「Drone Sweaters」が気になった方、下のリンクから購入できるみたいです。
「Drone Sweaters」: https://www.dronesweaters.com/