参考記事及び写真引用元:https://www.seoul.co.kr/news/newsView.php?id=20220920006006
その他参照元:https://www.korit.jp/news_etnews_mobility_roadmap、https://jp.yna.co.kr/view/AJP20150102000400882
韓国の元喜竜(ウォンヒリョン)国土交通部長官が9月19日、政府世宗庁舎でモビリティ革新ロードマップを発表しました。
韓国政府は2027年までに無人運転の完全自動運転車「レベル4」を商用化し、2030年には自動運転機能を備えた新車の普及率を50%以上にするという計画を発表しました。また、2025年には首都圏で都心航空モビリティ(UAM)のサービスも開始する見込みです。
まずは、空の道の整備から
韓国政府は2025年から首都圏でエアタクシーと呼ばれる都心航空交通(UAM)の運行を計画しています。UAMは時速320㎞で飛ぶことができるドローンタクシーで、金浦空港から蚕室まで約16分で行き来可能で、首都圏からソウルの市内中心部まで通行時間が約70%短縮できると予想されています。
スマートな物流配送システム
都心では配送ロボット、離島や山間部ではドローンを活用し、法的・制度的に迅速な配送サービスを実現しています。
現行の生活物流法によって貨物車・二輪車に制限されている配送手段をロボットやドローンにまで拡大し、道路交通法を改定して配送ロボットが歩道を通行できるようにする計画です。現在、農漁村を中心に提供されている需要応答型交通サービスを、交通難が深刻な新都市と深夜時間帯に拡大し、路線バスも積極的に運営します。
UAM、電気・水素自動車、個人型移動手段(PM)などの未来モビリティと既存の鉄道・バスを連携させる「未来型乗り換えセンター」(MaaS Station)事業も新たに計画しています。
「モビリティ特化都市」事業もさらなる拡大へ
来年度の上半期にモビリティ特化都市として既存都市2カ所に加え、新たに第3期新都市を1カ所選定し、初の事業を行う計画です。ウォン・ヒリョン国土交通部長官は「4次産業革命では交通分野においても革新技術が融合していき、需要者の観点からの移動性が求められる」とし、「ロードマップで提示した主要課題を早いうちに具体化していく」とのことです。
ウォン長官は民間企業の支援を通じ、総合的な計画のもとでモビリティ分野に果敢に取り組んでいく姿勢を示しており、韓国でのエアタクシーやドローン配送サービスの実現を期待していきたいですね。