ドローンでの撮影で欠かせないNDフィルター。装着すると一味違った映像となります。今回はレンズフィルターメーカーとして名高いKenkoの「アドバンスト ドローンフィルターIRNDキット FOR DJI MAVIC 2 PRO」を紹介していきます。
ドローンYouTuberが大紹介
こちら2名のYouTuberの方が作成した動画をもとに、商品を紹介していきます。
Flying Suika
日本各地の自然風景を中心に撮影されているYouTuberです。
TOORU KUSAKARI
空撮を実際のお仕事としているプロのドローン撮影者です。
NDフィルターとは
NDフィルターとは、ニュートラルデンシティー(Neutral Density)と呼ばれるレンズに装着することでレンズに入る光の量を減少させるフィルターのことです。減光させることで、日中の光量が多い状況下での撮影にて、シャッタースピードが早くなり過ぎてしまうのを抑え、自然で滑らかな映像とするなどの効果があります。
Flying Suikaさんの動画内でもこのことが説明されています。NDフィルターが装着され、適性シャッタースピード(フレームレート の倍程度、例:30fps の場合は1/60)となった映像の方が水の流れが滑らかですね。
ちなみにNDのあとに付いている数字は減光加減を示しており、ND4であれば実際の光量の1/4へ減光、ND32であれば実際の光量の1/32の減光といった具合になります。数字が上がるほど減光加減が高くなり、フィルター自体の見た目も色が濃くなります。
なお、このKenko製「アドバンスト ドローンフィルターIRNDキット FOR DJI MAVIC 2 PRO」はIRNDフィルターとなっており、赤外線(IR)下でいわゆる”赤被り”が発生しにくい仕様になっています。屋外での撮影が主となるドローンにとっては、とてもありがたい特徴です。
商品開封〜機体への装着
フィルターは専用のソフトケースに入っているようです。ソフトケースとはいえ外側は硬く、中のフィルターがしっかり守られています。
ソフトケースを開けると、ND4,8,16,32の計4枚が登場します。取り出しやすいよう、指の切り込みが入っているようですね。とても気が効いています。指紋汚れが付き劣化する恐れがあるので、フィルターには直接触れないようにしましょう。なお、映像では分かりづらいのですが、水玉模様の撥水加工がなされているようです。
フィルターの内側は爪が4つあり、Mavic 2 PROのカメラの縁の穴にその爪を入れ、捻ることで装着できるようになっています。左右非対象につき、逆には装着できないので、取り付ける方向に注意しましょう。
他社製品との比較
YouTuber②さんが他社NDフィルターとの比較を行っています。以下画像は曇天にてND8フィルターを装着した際のものですが、他社製品(左)の方はやや暗く、Kenko製品(右)の方が適性な露出となっている印象を受けます。
またこちらの画像は屋内での撮影にてND8フィルターを使用したものですが、右側のヒストグラムを見てもわかる通り、他社製品(下段)は青みがやや強く、Kenko製品(上段)は色味が均等です。
日光などの影響があり、撮影中のディスプレイでは対応しきれないことも多い露出や色味の調整ですが、フィルターを通して適切に”自動調整”してくれるということは、撮影者にとってとても頼もしいものとなります。
Kenko「アドバンスト ドローンフィルターIRNDキット FOR DJI MAVIC 2 PRO」のご紹介いかがだったでしょうか。ドローンYouTuberさん達もオススメの様子でしたね。気になる価格は13,068円(税込 ※2020円11月10日時点)です。より製品の詳細を知りたい方はメーカーのホームページで確認してみてくださいね。
<アドバンスト ドローンフィルターIRNDキット FOR DJI MAVIC 2 PRO紹介ページ>
https://www.kenko-tokina.co.jp/imaging/filter/drone/4961607391969.html
<ケンコートキナーオンラインショップ公式店>
https://shop.kenko-tokina.co.jp/view/item/000000004007?category_page_id=ct862