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かごめや、低コストですぐに利用できるドローン無人運用支援サービス「OceanMesh」の提供を開始

ドローンによる離島間物資輸送サービスなどを手がける株式会社かもめやは、低コストですぐに利用できるドローン無人運用支援サービス「OceanMesh」を2020年8月にリリースした。離島や山間部などの過疎地域における物流や医療面での貢献を目指す。

「OceanMesh」について

OceanMeshはドローンの無人運用包括支援システムである。ハイテクインター社(東京都渋谷区)から調達した5.7GHz帯の無線機器を使用しており、「広帯域・低遅延・常時接続が可能な高品質の移動体通信ネットワーク」を素早く、低コストで構築できることが最大の特徴だ。地上に設置する小型基地局とドローン・カメラに搭載された無線伝送装置(MPU5)が連携し、気象情報をはじめるとするドローンの安全運行に必要なデータを常時受信し、リアルタイムで監視することができる。

導入しやすい価格帯で提供しており、運営予算の限られている地方自治体などから多く支持を集める可能性が高い。

山間部・離島間でのドローン配送について

日本は国土のおよそ67%が森林(山)が占めている世界でも有数の森林国である。山間部にはたくさんの人が住んでいるが、それらの地域での暮らしは交通網が整備されていないことが多く、また高低差があり移動が大変だ。集落の人々の小子高齢化が進んでおり、「買い物」「医療」「交通」などの生活インフラを快適に利用することが出来ない地域が多い。

そこで注目されているのがドローンの利活用だ。近年急速に発展を遂げたとはいえ、まだ100%の信頼をおけないドローンにとって、墜落時のリスクが都心部よりも低くなる山間部・離島間でフライトを重ねられることは、格好のテストにもなる。実際に行政主導による山間部でのドローン配達実証実験は多数行われている。

・【国土交通省】山間部等でのドローン荷物配送の本格化に向けて~ドローン物流の検証実験地域を決定~
https://www.mlit.go.jp/report/press/tokatsu01_hh_000400.html

また2019年7月には楽天と西友による神奈川県横須賀市内の離島、猿島へのドローン商用配送サービスが国内初の試みとして開始された。観光地である猿島を訪問した一般客が、対岸に位置する「西友リヴィンよこすか店」で取り扱うバーベキュー用の生鮮食品を含む食料や飲料、救急用品など約400品目の商品を専用アプリ上から注文できるといったものだ。

このように今後より一層、山間部・離島間での配送をはじめとしたドローンの利活用は活性化するものと思われている。

かごめやについて

「24時間365日どこに住んでいても、いつでも人やモノが自由に行き交う日常」を目指しています。過去に離島で暮らしていた経験から離島の現実を知り、不便な離島でもコンビニやドラッグストアがあるのと同じような利便性が得られれば、自然環境と利便性が調和された、これまでと違った新しい暮らし方ができる場所になればという思いから、無人物流システムの開発をスタートしました。このたび、令和2年度「国土交通省スマートアイランド推進実証調査」の「香川県三豊市(粟島)」に参加することが決定しました。

株式会社かもめや
https://www.kamomeya-inc.com/

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