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ACSLとブルーイノベーション、屋内DXソリューションを共同開発

国産産業用ドローンの研究開発・製造メーカーである株式会社自律制御システム研究所(以下ACSL)は1月28日、ブルーイノベーションと共同で国産ドローンを活用した屋内DXソリューションを開発したことを発表した。当ソリューションはACSLの国産産業用ドローン「Mini」とブルーイノベーションのソフトウェアプラットフォーム「Blue Earth Platform」を連携させたものだ。

<5G通信/エッジAI解析 ドローンによる自動点検ソリューション>
ACSL製ドローン「Mini」に京セラ製5G通信デバイス「5Gコネクティングデバイス」を搭載し巡回することで、データを自動取得し、ブルーイノベーションの「Blue Earth Platform」上で管理することで、人が介することなく設備の状態やデータをデジタル化するソリューションを提供する。

当ソリューションのポイントは、ACSL独自開発の自律制御技術、ビジュアルスラムの技術を活かし、小型化・高性能化を追求することで、非GPS環境の狭小空間でも安定した飛行を実現する機体「Mini」、様々な自律移動ロボットをネットワーク上で繋ぐとともに、利用者がそれら自律移動ロボットのスペック等を意識することなく業務の自動化・最適化を実現するソフトウェアプラットフォーム「Blue Earth Platform」だ。

プラントや工場などの巨大な施設における、機械や設備の故障・不具合の兆候を事前に捉え、トラブルが発生する前にメンテナンスを行う予兆保全のニーズに対応する。人の巡回による目視点検や、点検に使われる手書きのチェックリストは、多くの人員と時間を要するうえに、作業内容や結果が属人化され共有・蓄積が難しいといった課題があるが、当ソリューションはその問題を解決する。

<RFIDドローンによる倉庫内在庫管理ソリューション>
「Blue Earth Platform」を活用することで複数のドローンによる同時棚卸や、既存システム(AGVやロボットなど)と連携させ、他の作業工程も含めた統合管理が可能となる。毎日、業務終了後にドローンやロボットが全自動で在庫棚卸を行い、翌朝には一目で確認できる倉庫内の完全自動棚卸ソリューションサービスだ。

当ソリューションのポイントは、トッパン・フォームズ株式会社が協力しているRFIDリーダー搭載ドローンでデータを取得し、倉庫内棚卸作業のデジタル化・効率化を実現する技術だ。

倉庫内物流では、入出庫管理やその情報をもとにした理論在庫管理など一部業務のデジタル化が進んでいるものの、棚卸業務は人による計数作業が主流となっている。また他業務を止めての人手による棚卸は非効率である上、高所作業での危険性も指摘されているが、当ソリューションはこれらの悩みを解決する。

両社は今回の協業により、お互いの強みである非GPS環境下で飛行するドローンを活用した屋内作業のDXソリューションの開発を進め、社会実装を加速していくとしている。

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