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酸素欠乏症等の事故防止にむけ「ガス検知ドローン」の実用化へ

ガス検知ドローン

あらゆる閉鎖空間(地下ピットや各種配管等)において、酸素濃度低下や有毒ガスの充満、漏洩は、労働者や作業員の安全に対して酸素欠乏症や中毒症等の深刻なリスクをもたらす要因となります。なかでも、酸素欠乏症は「酸欠症」あるいは「窒息」とも呼ばれ、古くから重大な労災事故を引き起こしてきました。近年は以前と比べると発生数、死亡者数共に減少傾向にあるものの、依然として重大事故が発生しています。

酸欠事故は一度発生すると命に関わることが多く、助かったとしても重大な後遺症が残ることがあり、非常に恐ろしいものですが、適切な対策を講じれば必ず防げるものです。

アイ・ロボティクスは実運用に向けて、実際の現場での導入を検討する企業を募集しています。

ガス検知ドローン

今回導入するドローンは、アイ・ロボティクス独自開発のマルチパーパスドローンに、市販のガス検知器とそれを撮影するカメラを搭載しています。市販品のマウントを使うことでコストを安価に抑えることができます。

ドローンの仕様
 サイズ:250x250x200mm
 機体重量:900g
 ペイロード:500g
 飛行時間:5~7分 
※ドローン単体での販売は現状予定なし。
 

ガス検知器の例(※他社製も可能)
 理研計器:GX-3R Pro(URL: https://product.rikenkeiki.co.jp/products/37-GX-3R_Pro.html
 検知範囲:0~100%LEL(HC/CH4)、0~25.0vol%(O2)、0~20.00ppm(SO2)、0~5.00vol% or 0~10000ppm(CO2)
 モニタリング:Bluetoothによるテレメトリー


操作系統と映像系統
 仕様電波帯域:920MHz・2.4GHz(操作系統)、5.7GHz(映像伝送)
 操作:Mode1またはMode2の双葉電子工業株式会社製コントローラ
 映像受信機:ゴーグル(パイロット操作用)、ディスプレイ(補助者用)

ガス検知ドローンのソリューションの特徴

本質的安全性
危険を犯して閉鎖空間に侵入する必要がなくなり、酸素欠乏症などのリスクが排除されます。

即時性とデータ可用性
データはリアルタイムでの閲覧が可能であり、調査頻度を高くすることにより高い精度での確認が可能となります。

非GPS下運用
ドローンは目視および非GPS下対応のアイ・ロボティクス独自の機体です。現場でのセットアップは容易であり、一定の研修を受ければ誰でも操作可能です。

他のソリューションとの親和性
スマートフォンをドローンに搭載する「高性能空間測定アプリをドローンに搭載したソリューション」等と連携して利用することで、高所作業から閉鎖空間までを一貫して点検する作業が可能になります。

ガス検知利用の初期検討ユーザーの募集

本ソリューションの社会実装と改善を進めるにあたり、アイ・ロボティクスでは初期導入を行いながら実際の現場での運用と改善に協力できる企業を募集しています。

■光洋機械産業株式会社について
光洋機械産業株式会社は、建築・土木関連の機械器具メーカーとして、設立から70年以上にわたり「設計から製造、販売、アフターメンテナンスサービスまでの一貫したシステム体制により、お客様との信頼関係を築いて参りました。また、「人にやさしく 現場に応える」をスローガンに、現場の省人化ニーズに対応した機械式昇降足場の開発や環境リサイクル事業の立ち上げなど、積極的に新たな事業展開にも取り組んでおります。
URL:http://www.kyc.co.jp/
本社:大阪府大阪市中央区南本町2丁目3番12号 EDGE本町 7階
代表:代表取締役社長 直川雅俊

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