協和産業、ドローンを用いたコロナウイルス対策に関する実証実験を実施

ドローンの販売やレンタル事業を営む株式会社協和産業は2月26日、楽天株式会社と共同でドローンを用いたコロナウイルス対策「ナノゾーンコートスカイ」に関する実証実験を行ったことを発表した。

「ナノゾーンコートスカイ」は協和産業が考案した、自己結合性酸化チタン分散液(ナノゾーンソリューション)を液体散布型ドローンで塗布する新しい光触媒コーティング施工だ。ナノゾーンソリューションは経口毒性も皮膚刺激もない成分を使用、人体にも環境にも優しく安心な防汚、消臭、抗菌コーティングである。昨今コロナウイルス感染症への対策が大きな関心事となっているが、当ドローンを活用することで、効率よく抗菌できることが想定される。

実証実験は2月22日に楽天グループが保有する「ノエビアスタジアム神戸」で行われた。同社によると「ナノゾーンコートスカイ」が屋外大型スタジアムで使用されるのは日本初である。当日は座席や手すりなど計100箇所のルミテスターテスト(拭き取り検査)を行い、散布前と散布後の洗浄度を比べてみると散布前の平均値が10474RLU(Lv5・要清掃・目安:手洗い前の手)であったのに対し、散布後の平均値は1477RLU(Lv2・清潔な状態・目安:手洗い後の手)と大幅に減少した。

これらの結果から、スタジアムにおける「ナノゾーンコートスカイ」でのナノゾーンソリューション塗布による抗菌効果が有効であることが実証された。同社は、今後もご来場されるお客様が安全安心にお越しいただける空間を提供できるように全国の各スタジアムでの同製品の施工を拡げていきたいとしている。

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