7月6日、愛知県豊橋市役所において、地震等の災害発生時に市内の被害状況を迅速に把握することを目的とする、ドローン飛行隊『RED GOBLINS』の結隊式が行われた。
南海トラフ地震等の災害を見据えるドローン飛行隊
発表されたドローン飛行隊は市職員から構成され、白井住昌隊長(防災危機管理課長)以下17人、3班編成からなる。
ニックネームの『RED GOBLINS』とは、市のマスコットキャラクターの「トヨッキー」(赤鬼)を英語に訳したものであり、市民へ馴染む愛称をとの想いで飛行隊員自らが発案したものだ。
豊橋市では南海トラフ地震により甚大な被害が予測されているため、地震発生後に市内の被害状況を迅速に把握することを目的として今回ドローンを導入した。
導入した機体は「Phantom4 Pro」。当機体を元に被害状況の確認方法や防災活動への利用方法を今後検討していく。
なお、現在は1機のみの導入だが、近日中には機体を更に1機増強する計画のため、今後は複数箇所の状況確認が可能となる。
市の為に幅広く活用されていくドローン
また、今回導入されたドローンは、災害時だけではなく、平常業務への活用も検討していく予定だ。
業務効率化・職員の安全確保・コスト削減を目的に、民間の(株)サイエンスクリエイト、三信建材工業(株)、(株)あづま、日本スカイフロント(株)らと共同で、「防災」「空撮」「調査」等の分野ごとにワーキンググループを開催し、活用方法について検討を行う。
今後、ドローン飛行隊『RED GOBLINS』は、「ドローンを活用できるかもしれない」という“可能性”から、「ドローンを活用している」という“事実”となっていけることを目指し、活動をしていく方針だ。