トルビズオン、ドローン配送実用化プロジェクトの実証実験を実施

空中権シェアリングサービス「sora:share」を運営する株式会社トルビズオンは2020年2月17日、茨城県つくば市の「つくばSociety5.0社会実装トライアル支援事業」で採択された「スマートシティに向けた、ドローン配送の社会実装」について、実証実験を実施することを発表した。当実験には、損害保険ジャパン日本興亜株式会社など計5社が協力する。

今日ドローンは最先端技術としてモノの運搬や測量、災害援助等、世界中で実用化が進みつつありまる。とりわけIoT(Internet of Things)で全ての人とモノがつながり、様々な知識や情報が共有される「Society5.0」の社会において活躍が見込まれており、日本国内のみならず世界のあらゆる場所で実証実験が行われている。同社は「ドローン配送実用化プロジェクト」を通じて、将来的に物流業界の人手不足問題の解消や環境問題、買い物が困難な方へのサポート等、ドローンを用いたスマートな社会の実現を目指したいとしている。

<実証実験の内容>
空中利用権の賃借、ドローンによる商品配送、上空における携帯電波の有効性、課題(土地所有者、近隣にお住まいの方等の理解、需要等)を検証

<スケジュール・ドローン飛行>
日時・・・令和2年2月20日を予定、9:30~13:00 (荒天時中止、予備日は翌日21日10:00〜13:00)
ドローンの発着場所・・・はなのき公園、学園の杜公園 計2ヶ所
ドローンの飛行距離・・・片道約700m
使用するドローン機体・・・ドローン本体9.6kg(1台で運航)、自動運航型、積載商品は2kg以内

実験に協力する企業は以下の通り。

会社名役割
損害保険ジャパン日本興亜株式会社保険
株式会社カスミ小売
SOMPOリスクマネジメント株式会社ドローン運航
大和ライフネクスト株式会社配送先集合住宅調整
株式会社NTTドコモLTE通信サービスの提供

同社は当実証実験にて小売業者や保険会社、不動産管理会社、通信会社などと連携することで、ドローン配送のミニマムモデルを構築し、ビジネスモデルの実証、ドローン配送の需要、技術検証などを行いたいとしている。

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