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楽天、三重県志摩市での離島間ドローン配送を開始

楽天株式会社は1月6日、ドローンによる商品配達サービスを三重県志摩市で開始することを発表した。1月22日までの期間限定で、同市の本土と離島間で行う。

当サービスには、楽天の自律制御ドローンが活用されている。スーパーマーケット「マックスバリュ鵜方店」で商品を積載し、本土から4km離れた間崎島の「間崎島開発総合センター」まで往復11kmを自律制御による目視外飛行(レベル3)で配達する。島民はスマートフォンアプリ、もしくは「間崎島開発総合センター」に設置されたタブレット端末、または用紙を用いて注文することができる。

配達料金は500円。1回に配送できるのは5kgまでの荷物で、取り扱う商品は生鮮食品や弁当などを含む約240品目。最短1時間で配達が可能だ。

間崎島は英虞(あご)湾に浮かぶ人口100人あまりの小さな離島で、陸からは約4km離れており、島内にはスーパーはなく従来は船などで本土と往来していたという。2020年1月にも同島でドローンによる無人配達サービスの実証実験を行なっており、住民のニーズや生活にあったサービスモデルの構築や、長距離配送における課題などを検証していた。

楽天はこれまでも離島間配送のサービスを実施しており、2019年に神奈川県横須賀市内にある「西友リヴィンよこすか店」から近くの離島である猿島まで片道約1.5kmを配送する実証実験を行っていた。

今回の志摩市でのサービス提供はは2週間程の期間限定となるが、同社は今後もこうした取り組みを通してドライバー不足の解消や配送費の削減に貢献したいとしている。

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